ここは愛を育み音楽に癒されながら 会話を楽しむ為の星 地球です!

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僕のことを全く覚えていない、いや 知らない彼女は、彼女が大事にしていたドラえもんの青い入れ物ひとつを両手で抱え、

私のあとからちょこ、ちょこ っと 少し離れてついてきてくれた、

きっと、大事にしてたから、彼女がコンビニでシールコツコツためてもらったものだった 

中に何が入っているのか無論見たことはないけど、

彼女は、他の洋服や靴に全く興味も示さないで、

「これだけでいいです」って、、、

その姿は、まるで 夫を亡くした妻が白い布で覆われた遺灰箱を大事に抱えているのと同じ様相 

それは、僕らの思い出がいっぱい詰まったドラえもんの箱、

それを 両手で大事に胸の前に抱えて、

まるで 自分の遺灰箱を運んでいるように私には見えた

、その光景はぼやけていて あまりはっきりとは覚えてはいない。

そして、僕らはあの惨劇の時と同じ小さなマイクロバスで、

一路 彼女の実家へ向かった、、



二人とも 無口だった、



窓からは 満開のひまわり畑が、長く長く続いていた。

隣には見知らぬ人が彼女のハンカチを握ってよそよそしく座っていた。

それは、僕が彼女の誕生日にプレゼントしたもの



体など全く意味をなさない



大切なのは分かちあった同じ思い、思い出を共有しているということ

そしていつか、その思い出が一人だけのものになった時 人は涙を流すものだと


 
つづく、、





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