遥かなる時の行方  

それでも涙ひとつ流さず

岩満 志朗


ある男は、必死に働いていた 満員電車に来る日も来る日も追われ
徹夜で分析のレポートをつづりながら そして内臓に石が出来て

「 倒れた ・・・ 」

誰からのお見舞いの記憶もなく、緊急の中に開腹手術
その後 いつのまにか一人で退院、アパートへ向かった

 それでも涙ひとつ流さず、



仕事もままならず サラ金に手を出してしまって借金苦
電話も毎日なりっぱなし 取り立てやからはドアを蹴り飛ばされて

「 凹んだ ・・・ 」

誰からの助けもなく、内容証明などで法律上 無事脱出
でも 安心して買い物にも行けず

 それでも涙ひとつ流さず、



彼女が出来て 幸せなひと時 大きな会社の役員となって活躍
しかし、部下から裏切られて 悪者扱い

「 悩んだ ・・・ 」

一人になって、依願退職 海外へバックひとつで移住
血液ガンを患い その日暮らしの線香花火

 それでも涙ひとつ流さず、



いい話があると騙されて 危険な仲間に誘われて有頂天
しかし、みんなぐるで結局 三階からコンクリートへ飛び降り逃げる

「 いたい ・・・ 」

右腕 骨が飛び出た 開放骨折
木であてがい布を巻いて三日間 放置

 それでも涙ひとつ流さず、



むしゃくしゃして 車を飛ばして 山から転落事故
気がついたら ボンネット炎上 

「 やばい ・・・ 」

ガラスを蹴飛ばして割り さらに谷底へ転げ落ちる
こんどは上腕部 完全骨折 自宅へ手をぶらさげて三キロ歩いた

 それでも涙ひとつ流さず、



地球よ! 人類よ!

   いつまでも青く輝け、!


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人は墜落しても墜落しても、また修理して飛べばいい!!



ありがとう ございました。


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Posted by岩満 志朗

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